もの忘れが気になりだしたら、早期受診をおすすめいたします。

平成22年の国勢調査では、65歳以上の総人口に占める割合が23.0%となっており、我が国は世界で最も高齢化率の高い国となりました。

平成24年8月に報告された全国の認知症を有する方の人数は305万人とされ、平成32年には400万人、さらに平成37年には470万人になることが予測されています。また、この人数は中等度以降の認知症が確実な方だけであり、軽度や認知症予備軍の方は含まれておりません。これだけの人数となると、もはや認知症は特殊な疾患ではなく、一般的な病気と言えます。

※現在、医療機関で処方されている抗認知症薬は認知症を根治することはできず、できるだけ早期から診断をし、治療を開始することが重要です。

認知症について

認知症は他の疾患と違い病気の始まりがはっきりしない事が多く、「年のせい」と見過ごされてしまいがちであり、「もしかしたら少し変かも?」と思っても、どの外来を受診したらよいのかわからず、そのままになってしまっていることもよくあるようです。

認知症の原因となる病気は様々です。最も有名で症例も多い「アルツハイマー型認知症」のほか、最近注目されている「レビー小体型認知症」、比較的症例が少ないものの介護での問題が生じやすい「ピック病」とも呼ばれる「前頭側頭葉変性症」やかつて日本で最も多いと言われた「脳血管性認知症」などがあります。

この様に認知症の原因は様々なので、病気の原因が異なれば、行う治療や介護の方法も異なる為、正しく診断と治療と介護の方針を決定することが重要です。

当院での「もの忘れ外来」の特長

当院では認知症の専門医が診察にあたり、臨床心理士による詳細な心理検査や提携医療機関でのMRI、脳血流SPECTなどの画像診断機器を用いて質の高い診断を行っています。心理検査では脳の機能でどういった働きが苦手になってきているかを見つけ出します。画像診断ではMRIで脳の萎縮の程度をコンピューターによって解析し、脳血流SPECTで疾患ごとに異なる脳血流の低下パターンをコンピューターで解析することにより、正確な診断に結びつけています。

もの忘れが気になり始めた方は一度受診していただき、正しい診断を受けていただくことをお勧め致します。

担当医紹介


中野 正剛
専門分野 老年病学(特に認知症) 核医学(認知症の核医学)
経 歴 東京医科大学卒業、東京医科大学大学院終了

東京医科大学老年科、国立精神・神経センター武蔵野病院精神科

もの忘れ外来担当、福岡大学医学部神経内科講師を経て現在に至る

現在、医療法人社団 桜緑会理事長

医療法人相生会認知症センターセンター長

東邦大学医学部客員教授
所属学会 日本内科学会(内科認定医)、日本認知症学会(専門医)

日本老年医学会(専門医)日本核医学学会(専門医、PET専門医)

日本老年精神医学会(専門医、評議員)、日本臨床学会

物忘れ(認知症)についてのお問い合わせは電話03-6214-1285までお気軽にどうぞ