男性のAGA治療
AGAってなに?
AGAとは、Androgenetic Alopeciaの略で「男性型脱毛症」の意味です。
成人男性によくみられる髪が薄くなる状態のことです。思春期以降に額の生え際や頭頂部の髪が、どちらか一方、または双方から薄くなっていきます。一般的に遺伝や男性ホルモンの影響などが主な原因と考えられています。抜け毛が進行し、薄毛が目立つようになります。
AGAは進行します
AGAの人は全国で1,260万人、そのうち気にかけている人は800万人、何らかのケアを行ったことのある人は650万人といわれています。AGAは進行性です。何もせずにほうっておくと下記のグラフのように髪の毛の数は減り続け、徐々に薄くなっていきます。そのためAGAは早めのケアが大切です。
【図】AGAの5年間の毛髪数の変化(参考:海外データ)
Kaufman K D et al. Eur J Dermatol 2002; 12(1): 38-49.より作図
注)直径1インチの円内(5.1cm2 / 500円玉位)の平均毛髪数変化 試験前平均毛髪数=903本
AGAの進行パターン
AGAの原因の発見
AGAの原因の発見AGAの脱毛部にはDHT(ジヒドロテストステロン)が高濃度にみられ、これがヘアサイクルの成長期を短くする原因物質と考えられています。成長期が短くなることにより、髪の毛が長く太く成長する前に抜けてしまいます。十分に育たない、細い短い髪の毛が多くなると全体として薄毛が目立つようになります。
DHTは5α-還元酵素という酵素によってテストステロンからつくられます。
AGAの特徴
AGAは抜け毛・薄毛がゆっくりと進行していきます。また、額の生え際や頭頂部の髪が、どちらか一方、または双方から薄くなります。毛包が十分に成長しないため、髪の毛が太く長く育たないうちに抜けてしまいます。
ただし、AGAでは普通、薄毛になっていても、うぶ毛は残っています。毛包が存在している限り、髪の毛は太く長く育つ可能性があります。決してあきらめる必要はありません。
AGA治療薬について
これまでに民間療法から医薬品まで多種多様な育毛剤(塩化カルプロニウム、ミノキシジルなど)が開発されてきました。近年、AGAの原因が明らかにされ、「のむタイプの治療薬」が登場したことで、根気よく治療を続ければ抜け毛の進行を抑える効果や改善効果が期待できるようになりました。
AGAの効能・効果が認められている医薬品には下記のものがあります。AGAは進行性ですので、何もせずにほうっておくと髪の毛の数は減り、徐々に薄くなっていきます。この薄くなっていくのを抑えるのも、AGA治療では重要です。
AGA治療で大切なこと
続けて使ってください
AGA治療で一番大切なことは、根気よく治療を続けることです。治療を始めてもすぐに効果がみられないため途中でやめてしまう人がいますが、AGA治療の効果がみられるようになるまで、一定の期間以上かかります。
女性の薄毛治療
薄毛というと男性のイメージを持つ方が多いと思いますが、女性で薄毛が気になる方も増えてきています。女性の薄毛の原因は加齢やストレスなどによるホルモンバランスの乱れ、極端なダイエットなどによる食事バランスの乱れ、不規則な生活などが原因となっている場合もあります。
また、女性の場合は出産や更年期といった性ホルモンのバランスの乱れが薄毛・抜け毛を悪化してしまいます。抜け毛や薄毛でお悩みな方は、専門医に相談し、原因を正しく把握することで、最適な治療を行うことができます。
びまん性脱毛症
加齢やストレスなどによるホルモンバランスの乱れが原因で起こる脱毛症です。
分娩後脱毛症
出産後に発生するホルモンバランスの乱れが原因で起こる一時的な脱毛症です。
けんいん性脱毛症
日常的に髪の毛を結ぶ、強く引っ張るなどが原因で起こる脱毛症です。
円形脱毛症
免疫や甲状腺の疾患、自律神経障害などが原因で起こる脱毛症です。
薄毛治療は、早期に始めることで改善が見込まれます。また、抜け毛に悩んでいる患者さまもお気軽に当クリニックの専門医にご相談ください。
取扱商品(専門医に相談の上、ご使用ください。)
●内服薬
●サプリメント
●育毛剤
●注射・点滴など
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AGAのお問い合わせは電話03-6214-1285までお気軽にどうぞ